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■小正月のトンド祭り

小正月の「トンド祭り」

トンド2012_1WEB

 私の住んでいます町内では、毎年1月15日の小正月の朝に、正月の門松や飾り物を近所の家々から持ち寄り燃やす「トンド祭り」(ドンドとも言う)が行われます。 昔は成人式が15日で、近所の二十歳の若者や娘さんがトンドの横を気恥ずかしそうに成人式会場に行く姿を子供心に記憶している。

 1月1日を大正月と言って神の信仰から祝った事に対して、小正月は農耕の豊作を祝った旧暦の正月とされ、その日は小豆粥を食べて、田の神に感謝する日とされている。この15日までを「松の内」と言って門松を燃やして正月のすべての行事が終わる。ちなみに3日までは「しめの内」と言って、4日はしめ縄を外す日とされている。

 このトンドはこの地方に伝わる正月行事で、門松は一本の松をそのまま庭に建てる風習がある。そのため、写真のように大きなトンドができるのだが、最近はスーパーに売っているしめ縄だけ飾る家もあり、トンドも少し小規模になってきた。燃え立つ炎に書初めの半紙を突き上げ、高く上がると今年も字が上手になるとの迷信もある。残り火で長い竹に丸餅を付けて焼いて食べると、その年は病気にならないとの迷信もある。

 我々の地域では(奈良県)昔からこの日は朝から小豆粥、トンド祭り、成人式、午後は町内会の新年会、若草山の山焼きと、子供心に1月15日は楽しい祝日の思い出があった。 が今の時代、小正月の意味が忘れ去られ、単に効率と休日を増やす事に主眼が置かれているのも寂しいものである。今年はたまたま日曜日に当たったが、平日15日の小正月は、まるで老人だけの火遊びの様である。日本の民俗学をもっと政治家は勉強しなければ、この国は外国からバカにされても仕方がないと思う今年の「トンド祭り」であった。
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